トップメッセージ

株主・投資家の皆様へ

株式会社シー・エス・ランバーは平成29年11月15日、東京証券取引所JASDAQ市場に上場いたしました。これもひとえに皆様方の暖かいご支援の賜物と心より御礼申し上げます。

昭和58年に材木販売を通じて社会貢献することを目的として株式会社千葉中井材木店(現株式会社シー・エス・ランバー)を設立いたしました。設立後、今後の材木の流通がプレカット工場を通じたものになると考え、材木のプレカット業へと業態転換を図りました。また、プレカット業の派生業態として、合理的な価格による良質な材木を使用した木造住宅の提供を目的として、グループ内に住宅建築部門を併設し、業務を拡大してまいりました。

このような中、現状のプレカット業界は、少しずつ再編淘汰が進行してきており、特に平成25年の急激な円安を契機に、体力のある上位20社程に受注が集中するような状況となってきております。今後のプレカット業界の状況を考えたとき、平成32年の東京オリンピック開催前の新設住宅着工戸数の増加、開催後の反動による住宅需要の低迷や現場大工の不足などを要因として、急激な業界再編が起こる可能性があると考えております。このような状況下においても、当社は業界再編の中で生き残るため、強靭な企業体質を構築することが経営の最重要課題と認識しております。

その経営課題を克服するためにも、資金調達力の拡大による自己資本の充実、社会的な信用力・知名度の向上、優秀な人材確保と従業員のモラル向上、並びに経営管理体制の確立が重要と考えております。

株主、従業員、取引先、業界団体、地域社会等のステークホルダーに対して良好な関係を築き、継続的な企業価値の向上と適正な利益配分を行い、株主並びに一般投資家尊重に十分意を用いた上場企業としての責任を果たしてまいりたいと考えております。

皆様方におかれましては、今後とも、より一層のご指導ご鞭撻を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。

株式会社シー・エス・ランバー
代表取締役社長
中井 千代助